ユーザー管理の目的

多くの典型的なサービスではユーザーを識別して何らかの機能を提供します。Kii Cloud ではサービスで必要なユーザーを KiiUser として扱える機能を提供しているため、モバイルアプリのユーザーを容易に管理できます。

これ以外でも以下のように見えない部分でユーザー管理の存在は重要です。

  • ユーザースコープのデータを管理するため

    ユーザーを管理することによって、ユーザーごとに使用できるデータ領域(ユーザースコープの Bucket)が決まります。多くのモバイルアプリでは利用するユーザーごとにデータ領域を設けて、データを保存する要件が発生します。ユーザー単位に保存したいデータはユーザースコープの Bucket に保存することを想定しており、そのためにはまず Kii Cloud 上にユーザーを登録しなければなりません。

  • ユーザー単位でのセキュリティを実現するため

    ユーザーのログインを通して、適切なセキュリティで Kii Cloud にアクセスできるようにします。Kii Cloud 上のデータやオブジェクトはアクセス制御リスト(ACL)によってセキュリティを保持しており、ログインしたユーザーによってアクセスの可否を判断します。データにアクセスするには、まずユーザーを作成し、そのユーザーでログインする必要があります。

  • プッシュ通知の通知先とするため

    Kii Cloud では、プッシュ通知機能の通知先として KiiUser を使用します。プッシュ通知はサーバーでのイベントの発生をデバイスに伝える機能ですが、通知先はデバイスそのものではなくクライアント SDK からログインしている KiiUser によって識別します。

  • Thing のオーナーを識別するため

    Thing 関連の SDK では、ユーザーは Thing のオーナーとなり、Thing スコープのデータにアクセスできます。たとえば、フィットネス機器を Thing とするアプリケーションでは、Thing が書き込んだ各種センサー値を読み取ることができるユーザーを Kii Cloud 上で関連付けることができます。Thing のオーナーシップについては、Thing オーナー管理 をご覧ください。