利用料金について

Kii Cloud では、使用量に基づいて課金が発生します。ここでは、使用量の計算方法を説明します。

利用料金は Kii Cloud の利用形態に応じて最適なプランを個別にご提案しています。詳細は support@kii.com までお問い合わせください。

トライアル

Kii Cloud の検証や評価を行うため、開発者ポータルで作成した直後のアプリケーションは、無料でのトライアルができる状態になっています。トライアル状態でも、一部のカスタムプラン向けの機能を除いて、契約後と同じ状態で利用できます。

このトライアルを利用して、いつでも Kii Cloud の機能を評価していただけます。ただし、サービスの稼働後にトライアルのまま継続利用することはできません。

確認対象の使用量

Kii Cloud では、開発者ポータルで作成したアプリケーションの単位で利用料金を計算します。

利用料金は以下の使用量によって決まります。

ストレージ

Object Body としてアップロードされたデータの合計サイズをストレージの使用量とします。Object Body が削除された場合(Object や Bucket の削除も含む)、ストレージ使用量は減算されます。

Object の キーと値のペア として格納されている JSON 形式のデータのサイズはカウントされません。ただし、JSON 形式のデータは 1 Object あたり 65534 文字のサイズ制限があるため、元データを分割して複数の Object に格納しても、アップロード 1 回ごとに API リクエスト数を消費します。大きなデータは Object Body に格納する方が、パフォーマンスの面でも有利になります。なお、1 Object あたりのキーと値のペアのサイズ制限は、料金プランによらず同じです。

API リクエスト数

Kii Cloud の REST API が呼び出された回数を API リクエスト数としてカウントします。月間での使用量をカウントするため、月初めにリセットされます。

クライアント SDK を使って Kii Cloud を呼び出す場合、ネットワークアクセスの有無によって消費量を予測できます。ただし、クライアント SDK の API によっては、内部で複数の REST API を使用しているものがあり、これらは複数の API リクエスト数を消費します。以下に例を示します。

  • ユーザー登録した場合、登録操作とログイン操作で 2 回消費します。
  • まとめてアクセス権を変更する場合、変更項目分の API リクエストを消費します。

API リクエスト数を消費しないためには、ネットワークアクセスを行う API を最低限に減らすことがポイントとなります(同時にアプリケーションのパフォーマンス向上にもつながります)。たとえば、以下のような方法が考えられます。

  • キャッシュが利用可能な箇所では、Object から必要なデータを抜き出してローカルに保存し、それを利用します。
  • 必要なデータを 1 回のクエリーで取得できるよう、Bucket、クエリー条件、Object 内部の構成を設計します。

Server Code での API リクエスト数

サーバー機能拡張 を利用した場合、Server Code からの API 実行もカウントされます。Kii Cloud では、サーバー内部からの API 呼び出しも、クライアントと同じ REST API を使用することでスケールできる仕組みとなっているため、サーバー内部での API 実行もカウント対象となります。

  • クライアント SDK からの手動実行では、Server Code の呼び出しそのものと、Server Code 内で実行した API の両方がカウントされます。
  • Server Hook による自動実行では、起動そのものはカウントされませんが、Server Code 内で実行した API はカウントされます。

Thing Interaction Framework での API リクエスト数

現在、Thing Interaction Framework はベータ版の扱いであるため、/thing-if/apps/ が URL のベースになっている REST API を呼び出しても、リクエスト数はカウントしません。ただし、アクセストークンの取得などで Kii Cloud SDK の REST API を使用すると API リクエスト数がカウントされます。

将来は、Thing Interaction Framework の REST API の呼び出しでも、リクエスト数がカウントされるようになります。

なお、上記にかかわらず、コマンドの送信やその応答などでは、下記に示す プッシュ通知 の回数をカウントします。

開発者ポータルでの API リクエスト数

開発者ポータルでのデータブラウザーの利用など、クライアントと同じ機能を実行するものは REST API を使用するため、カウント対象となります。

API リクエストの集中

月間での API リクエスト数に加え、ピーク時の API リクエスト数に対しても制限を設けています。サーバーに対して、一定時間内に通常の負荷を大きく超えるアクセスが発生した場合、そのアプリケーションでは API がエラーを返します。

この制限値には余裕があるため、通常の運用負荷の変動では問題なく動作する設計ですが、例えば特定の時刻やイベントに基づいて、アクティブユーザーが一斉にリクエストするような機能を実現する場合には、特別な利用契約が必要です。

プッシュ通知

デバイス 1 件に プッシュ通知 を行うごとに、プッシュ通知 1 回とカウントします。月間での使用量をカウントするため、月初めにリセットされます。

アプリケーションからのプッシュ通知のリクエスト回数と、カウントされる使用量は一致しない場合があります。Kii Cloud では、トピック 1 個を複数のデバイスから講読できます。たとえば、トピック 1 個を 100 デバイスが講読していたとき、プッシュ通知のリクエストはトピックに対する 1 回分であっても、プッシュ通知の回数は 100 回分としてカウントします。

また、プッシュ通知の回数は、OS によって区別されません。たとえば、Android に 100 万回プッシュ通知したときと、iOS と Android に 50 万回ずつプッシュ通知したときは同じ料金になります。

使用量の確認

現在のアプリケーションの使用量は、開発者ポータル から確認できます。

  1. アプリケーションコンソール上で "Usage" アイコンをクリックします。

  2. 利用状況が表示されます。

    この画面では以下の情報が表示されます。

    • Push Notifications Sent:プッシュ通知の利用回数です。
    • Data Usage:ストレージの利用サイズです。
    • API Calls:API リクエスト数です。

    それぞれの値が更新される間隔はサーバー設置場所によって異なります。リアルタイムに更新されない場合でも、最長で 1 日に 1 回の頻度で更新されます。