JPush の利用

Kii Cloud で JPush を使ったプッシュ通知を利用するため、以下の点を理解しておくことが適切です。

より詳細な情報は、JPush のドキュメント を参照してください。

JPush の利用者の識別

JPush では、JPush を利用するアプリケーションを JPush のアプリケーションの単位で識別します。開発者は JPush の管理画面からアプリケーションを作成し、割り当てられた AppKey と Master Secret を取得します。

AppKey と Master Secret は、開発者ポータルから Kii Cloud に登録します。Kii Cloud からプッシュ通知を行う際は、登録されている APP Key と MasterSecret を使って JPush サーバーにプッシュ通知のリクエストを行います。

また、AppKey は AndroidManifes.xml に埋め込んでモバイルアプリをビルドすることで、モバイルアプリの実行時に JPush のライブラリーが参照します。

プッシュ通知の受信

デバイス上のモバイルアプリでプッシュ通知を受信する際には、Android のブロードキャスト機能を利用します。

ブロードキャストはデバイス内で特定のイベントが発生したとき、OS がブロードキャストレシーバと呼ばれるイベント処理用のプログラムを呼び出す機能です。イベントとブロードキャストレシーバのクラス名の対応付けは、AndroidManifest.xml に記述します。

最終的に、モバイルアプリでプッシュ通知を受け取ったときに実行したい処理は、このブロードキャストレシーバのハンドラーとして実装します。

Android では、ブロードキャストとサービスを使ってプッシュ通知を処理できるため、モバイルアプリがフォアグラウンドにない状態や、起動していない状態であってもメッセージを直接受け取ることができます。

プッシュメッセージは、JSON 形式のデータです。メッセージにはアプリケーションからのカスタムデータを含めることもできます。