グループの参照

モバイルアプリからグループ内のデータを参照するには、以下の方法があります。

このページでは、ID を使ったグループの参照方法を説明します。2 つ目に示した、メンバーやオーナーとなっているグループを参照する方法は、グループ一覧によるグループの参照 で説明します。

グループの作成時に指定したグループ名では、既存グループを参照できません。参照しようとすると、同名の新しいグループが作成されます。

ここでは、ID からグループを参照する例を示します。

ID からグループを参照するには、グループの作成直後にそのグループの ID を取得し、ID をどこかに保存しておく必要があります。

  1. ID の取得と保存

    グループを作成した際、ログイン中のユーザーから参照できる場所に ID を保存しておきます。

    この例では、ユーザースコープの groupChatBucket にある KiiObject に、ChatGroupID というキーで ID の文字列を保存しています。Bucket を使わず、OS 依存のストレージ(Android の SharedPreference や、iOS の NSUserDefaults など)に保存することもできます。

  2. ID の取得

    グループを参照する際には、ChatGroupID から ID を取得します。

  3. ID によるグループの参照

    ID からグループを参照します。これにより、元の KiiGroup と同じグループをクライアント上に復元できます。

ID によるグループの参照

一度作成したグループは、グループ ID を使用して次のように参照します。

curl -v -X GET \
  -H "Authorization: Bearer {ACCESS_TOKEN}" \
  "https://api-jp.kii.com/api/apps/{APP_ID}/groups/{GROUP_ID}"

グループは次のように 200 応答として返されます。

< 200 OK
< Content-Type: application/vnd.kii.GroupRetrievalResponse+json;charset=UTF-8
<
{
  "groupID" : "{GROUP_ID}",
  "name" : "{GROUP_NAME}",
  "owner" : "{GROUP_OWNER_USER_ID}",
  "createdAt" : {CREATED_DATE},
  "modifiedAt" : {LAST_MODIFIED_DATE}
}