Thing-IF SDK v2 ガイド
Kii は、IoT (Internet of Things) 環境でのサービスを実現するための SDK として Thing-IF SDK (Thing Interaction Framework SDK) v2 を提供しています。Thing-IF SDK v2 を使うと、Thing で発生したセンサーデータを活用したり、スマートフォンやタブレットから Thing を操作したりするサービスを、容易かつ迅速に構築できます。
Thing-IF SDK v2 の機能概要や実現できる機能のモデルは こちら をご覧ください。
Thing-IF SDK v2 では、モバイルアプリ側と Thing 側でそれぞれ SDK を提供しており、これらを使用することでサービスを実装できます。
本ガイドの構成
本ガイドは、以下の構成となっています。
- 開発の準備:Kii Cloud アプリケーションの作成方法や Thing-IF SDK の導入方法を解説します。
- 実装上の注意点:Thing-IF SDK を使う際の注意事項を解説します。
- Thing 機能の登録:トレイト機能を使って Thing の機能を登録する方法を解説します。
- SDK の初期化:SDK を使用するための準備方法を解説します。
- Thing の初期登録:Thing Interaction Framework に Thing を登録する方法を解説します。
- ステートのアップロードと確認:ステートのアップロード方法や確認方法を解説します。
- コマンドの実行:コマンドの処理方法を解説します。
- Pushメッセージの受信とコマンドの遅延実行:Pushメッセージの受信方法やコマンドの遅延実行方法を解説します。
- JSON の解析:JSON 解析用の独自ライブラリの使い方を解説します。
注意:
このガイドでは、以下のシンプルな IoT デバイス監視シナリオをカバーするに足りる情報を公開しています。
- Thing よりステートをアップロード
- アップロードされたステートをシステム管理者として開発者ポータル上で確認
Thing-IF の利用 で解説されているように、Thing-IF はこれ以外に、コマンドの送信やトリガーの設定などといったモバイル側(Android, iOS, JavaScript)の機能実装もサポートしています。これらに関するガイドは順次公開される予定です。公式ガイドが公開されるまでは、以下の情報を参照してください。
- Thing-IF SDK 公開レポジトリ(Android, iOS, JavaScript)