JPush によるプッシュ通知の導入手順

JPush によるプッシュ通知を Hello Thing-IF アプリで使用するには、ここでの手順を実行します。

JPush プロジェクトの作成

プッシュ通知の設定を行う第一歩として、JPush でプロジェクトを作成し、プッシュ通知に使用する JPush AppKey と Master Secret を取得します。

まずは JPush の管理画面 にログインしてください。

注意:このチュートリアルを進めるためには JPush にデベロッパーとして登録している必要があります。

プロジェクトの作成

创建应用(アプリケーションの作成)をクリックします。

次のフィールドを埋めて、创建我的应用(アプリケーションの作成)をクリックします。

  • 应用名称(アプリケーション名)
    • 今回は Hello ThingIF を指定します。これは JPush の管理画面で今回のアプリを識別するためのプロジェクト名です。
  • 应用包名(パッケージ名)
    • Android アプリケーションのパッケージ名です。今回は Hello Thing-IF プロジェクトに合わせて com.kii.sample.hellothingif を入力します。

上記の手順を終えると、JPush のプロジェクトが作成されます。

ここで、AppKeyMaster Secret に表示されている値を確認しておきます。この値は開発者ポータルからの設定や、実装時に使用します。

Kii Cloud の設定

取得した JPush AppKey と Master Secret を Kii Cloud の開発者ポータルから登録します。

Kii の開発者ポータル (http://developer.kii.com) を開き、アプリケーション設定を行います。

アプリケーションコンソールにて Edit ボタンをクリックします。

PUSH NOTIFICATIONS を選択すると表示されるプッシュ通知設定画面で、取得した JPush AppKey と Master Secret を設定します。

設定が完了したら SAVE ボタンを押してください。

ビルド環境の設定

次に、ビルド環境の設定を行います。

JPush Android SDK をライブラリとしてあなたの開発プロジェクトに組み込み、JPush の機能を呼び出せるようにします。

まずは JPush Android SDK をダウンロードします。「下载最新版本 Android SDK」がダウンロードのリンクです(2016 年 7 月現在)。

次に Android Studio で環境設定を行います。

ダウンロードした ZIP ファイルを解凍すると libs ディレクトリがあります。その中身を以下のようにプロジェクトのディレクトリにコピーします。

  • JAR ファイルはプロジェクトの libs ディレクトリにコピーします。

  • SO ファイルが格納されたフォルダは、アプリケーションの src/main ディレクトリ以下に jniLibs というディレクトリを自分で作成してから、その配下にコピーします。SO ファイルが格納されたフォルダの数は SDK のバージョンによって異なりますが、すべてコピーします。

マニフェストの設定

AndroidManifest.xml を編集します。

Hello Thing-IF のプロジェクトでは、必要な設定がほぼ組み込まれていますが、下記の 1 箇所だけ修正が必要です。AndroidManifest.xml の最後のほうにある YOUR_JPUSH_APP_KEY に、JPush の AppKey を設定してください。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    package="com.kii.sample.push"
    android:versionCode="1"
    android:versionName="1.0" >

    ......

        <meta-data android:name="JPUSH_CHANNEL" android:value="developer-default" />
        <meta-data android:name="JPUSH_APPKEY" android:value="YOUR_JPUSH_APP_KEY" />

    </application>
</manifest>

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