プログラム拡張のヒント

チュートリアルの最後として、プログラムの拡張のヒントとなる情報をご紹介します。

このチュートリアルでは、定数で定めた 1 人のユーザーに対して、開発者ポータルから手動でプッシュメッセージを送信する方法を使用しました。実際のアプリでは、ユーザーの管理方法やプッシュメッセージの送信方法を変更する必要があります。また、アプリ起動中以外の状態を考慮する必要があります。ここでは、これらの対処方法を示します。

ユーザーの管理方法

Kii Cloud のプッシュ通知機能では、プッシュメッセージの送信先は必ず Kii Cloud 上のユーザーになります。デバイスそのものではありません。

Kii Cloud でのユーザーはプッシュメッセージの送信先とする以外にも、データ領域の識別などの重要な役割を持っており、事実上、ユーザーなしで Kii Cloud を利用することはできません。背景情報 に示すように、ユーザー管理はあらゆるアプリで必須となります。

実際のアプリでユーザーを扱うには、以下のような方法があります。

  • 明示的にユーザー名やパスワードを指定する

    ユーザー名、電話番号、メールアドレスとパスワードを組み合わせてユーザーを登録する方法です。ユーザーアカウントの情報は、エンドユーザーが明示的に指定する想定です。

  • 外部サービス連携を利用する

    Facebook や Twitter などの外部サービスのユーザー名とパスワードを使って Kii Cloud 上のユーザーを利用する方法です。

  • 仮ユーザー(Pseudo User)を利用する

    明示的なユーザー登録なしに Kii Cloud 上にユーザーを作成し、そのアクセストークンによってユーザーを識別する方法です。デバイスに紐付いたユーザーを自動的に作成することができます。

ユーザーについての詳細は、ユーザー登録とログイン をご覧ください。

プッシュメッセージの送信方法

Kii Cloud では、以下の 3 通りの方法でプッシュメッセージを送信できます。

今回のチュートリアルで使用したのは Direct Push ですが、Push to User を使用するのが最も応用範囲が広い方法です。実際のアプリでは、Push to User の利用を前提に、上記のリンク先の情報をご確認ください。

なお、プッシュ通知全体の機能概要は、プッシュ通知 をご覧ください。

Kii Cloud のプッシュ通知機能は、デバイス同士の通知などの用途を想定して設計されています。マーケティング用途など、大量のユーザーに対する一斉送信への応用は、期待した性能が得られないことが予想されるため、おすすめできません。


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