Kii Balance の実行

次に、Kii Balance を実行してみます。

以下の説明は、左側が Android の画面、右側が iOS の画面です。

  1. 起動直後は次のようなタイトル画面が表示されます。

       

  2. ユーザー登録を行います。

    タイトル画面で "REGISTER" をタップして、適当なユーザー名とパスワードを入力します。

       

  3. データ一覧画面に切り替わり、空の収支が表示されます。

    データが登録されていないため、収支の合計は $0.00 です。

       

  4. "+" ボタン("Add" ボタン)をタップして新しいデータを追加します。

    ここでは以下の値を指定し、"ADD" ボタン("Save" ボタン)をタップします。

    • Amount: 1500.0
    • Name: 給料
    • Type: Income(収入)

       

  5. 収支が画面に反映されます。

    入力した内容から合計額が再計算され、"Balance" に $1500.00 が表示されます。

       

  6. 同様に、"+" ボタン("Add" ボタン)をタップして収支を入力します。

    • $200.0 / 臨時収入 / Income(収入)
    • $400.0 / 家賃 / Expense(支出)
    • $100.0 / 電気代 / Expense(支出)

    入力するたびに収支の合計が計算され、"Balance" の値が更新されます。

       

  7. 次に、登録済みの値を更新してみます。

    "電気代" をタップすると、編集ダイアログが表示されます。

    "Amount" を 100.0 から 150.0 に変更します。

       

  8. 収支が反映されます。

    合計額が $1200.00 から $1150.00 に更新されます。

       

  9. 次に、登録済みの値を削除してみます。

    "臨時収入" をタップし、編集ダイアログから "DELETE" をタップします。

       

  10. 収支が反映されます。

    "臨時収入" の $200.00 が削除され、合計額が $1150.00 から $950.00 に更新されます。

       

  11. ログアウトします。

    別のユーザーを試す場合は、ログアウトできます。Android ではメニューから "Logout" を選択します。iOS では "Logout" ボタンをタップします。

       

    ログアウトすると、タイトル画面に戻って別のユーザーでログインし直せます。

    Hello Kii の場合と同様、収支のデータはユーザースコープのデータとして扱っているため、入力値はユーザーごとに保存されます。

  12. 元のユーザーでログインします。

    元のユーザーでログインすると、入力済みのデータが復元されます。

    一覧画面に切り替える際には、Kii Cloud に保存されているデータが読み込まれます。

       

  13. 再起動してみます。

    ログイン後、データ一覧が表示されている状態で、Kii Balance を完全に終了します。デバッガから停止させるか、OS のタスク一覧機能から Kii Balance を終了させます。

    再度 Kii Balance を起動すると、タイトル画面がスキップされ、データ一覧画面が表示されるはずです。Hello Kii では必ずログイン画面が表示されましたが、Kii Balance ではログイン状態を復元した上で、画面遷移する処理も実装されています。

       


次は...

ここで見たような機能を実現するためのデータ構造を設計します。

アプリケーションのデータ設計 に移動してください。