Object

Kii Cloud 上のデータは Object と呼ばれます。モバイルアプリのデータは、Object を介して Kii Cloud に保存または取得することができます。

例えば、2 つのスマートフォンの間で写真を共有するサービスは、次のように実現できます。

1 つの Object には、次の 2 種類のデータを保存できます。

  • JSON ドキュメント

    任意の JSON ドキュメントを Object に格納できます。SDK ではキーと値のペアとして、JSON のフィールドにアクセスできます。

    この例では、見出し title と、撮影者 takenBy を図のような JSON で表現しています。

  • Object Body

    ファイルなどの大きなバイナリデータを Object に添付できます。これを Object Body と呼びます。Object Body が不要な場合は省略できます。

    この例では、画像データを Object Body として保存しています。

Object に格納する JSON ドキュメントの形式や Object Body を添付するかどうかは、開発するサービスに応じて自由に定義できます。リレーショナルデータベースのように、事前に型情報(スキーマ)を定義しておく必要もなく、モバイルアプリから即座にアップロードできます。

JSON の 1 階層目の値は、Kii Cloud 上で自動的にインデックスが構築され、検索対象になります。例えば数万件の Object から、takenBy紀伊太郎 の Object を検索する処理も、低負荷で実行できます。